2025年10月1日付の『日経クロステック』にて、津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役:鈴木健吾)のAI活用に関する取り組みが「生成AIは『蔵人の1人』、津南醸造が新製品の工程最適化に活用」というタイトルで紹介されました。
記事では、2025年9月に赤煉瓦酒造工場(旧醸造試験所第一工場)にて開催された「第115回清酒製造技術セミナー」における鈴木代表の講演内容を中心に、当社が導入した生成AI活用型醸造支援システム「スマート醸造」について取り上げられています。
本システムは、OpenAIのモデル「ChatGPT」に当社独自の調査データ、社内文書、学術論文などを学習させることで、杜氏や蔵人と同様の知識支援を果たす仕組みとして開発されました。これにより、豪雪地・魚沼地域特有の気候変化に対応しながら、安定した品質の酒造りが可能となっています。
スマート醸造の初適用事例としては、魚沼産コシヒカリを用いた新商品開発に活用されており、地域資源を生かした酒造りとともに、持続可能な農業支援にもつながるモデルとなっています。
当社は今後も、伝統と革新の融合を軸に、AIや微生物研究を活用した新たな酒造りに取り組んでまいります。
【記事掲載先】
掲載媒体: 日経クロステック(NIKKEI XTECH)
掲載日: 2025年10月1日
記事タイトル: 生成AIは「蔵人の1人」、津南醸造が新製品の工程最適化に活用
執筆: 松田 千穂(ライター)
URL: https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/11124/(有料会員限定)