日刊工業新聞にて、津南醸造の酒粕アップサイクルの取り組みが紹介されました

津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役:鈴木健吾)の取り組みが、2025年12月10日付の日刊工業新聞のWEBサイトに掲載されました。

本記事では、当社がFARM8株式会社(新潟県長岡市)とともに参画する植物性ヨーグルト開発プロジェクトにおいて、酒粕のアップサイクルを軸にした発酵食品づくりに本格的に取り組んでいる点が紹介されています。

酒蔵ならではの視点で「酒粕の価値」を再定義

記事では、津南醸造が搾りたての酒粕をそのまま生かすための品質管理を酒蔵の役割として徹底し、密封・保冷・トレーサビリティーといった工程を「蔵基準」として標準化していく方針が取り上げられました。

また、地域で発見された乳酸菌「ウオヌマ株」の特性を生かし、

  • 発酵条件と官能評価の関係を可視化する研究視点
  • 再現性のあるおいしさと品質の安定化
  • 安全・安心を両立した発酵食品設計

といった点についても紹介されています。

地域資源×科学で、日常に根付く発酵食品へ

津南醸造では、酒粕という地域資源に科学的な裏付けを与えながら、毎日の食卓にふさわしい発酵食品の標準づくりを目指しています。
今後は、風味設計や容量展開、食べ方を提案する小冊子・レシピカードの制作、売場体験の最適化など、酒蔵視点のプロダクト開発にも取り組んでいく予定です。

本取り組みを通じて、酒粕の安定供給と保管体制を整え、地域循環型の発酵食品モデルの構築を進めてまいります。

掲載媒体

  • 日刊工業新聞
  • 掲載日:2025年12月10日
  • 記事タイトル:
    「津南醸造、酒粕ヨーグルトに参画 『ウオヌマ株』生かす」

今後も津南醸造は、「Brew for Future ─ 共生する未来を醸造する」の理念のもと、酒造りの枠を超えた発酵価値の社会実装に挑戦してまいります。