2023年12月4日(月曜日)、JA津南町の石橋雅博(いしばしまさひろ)代表理事組合長を津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)の鈴木健吾(すずき けんご)が新体制を報告するため表敬訪問しました。2023年12月3日(日曜日)第70期 津南醸造株式会社 株主総会にて鈴木健吾が代表取締役に就任しており、訪問時にその就任に関する報告と津南町における事業活動に関する相談を行いました。
津南醸造は、津南町における発酵産業に深い関心を持っており、特にたい肥の生産プロセスや、きのこの生産実態について詳細なヒアリングを実施しました。津南町にはきのこの廃菌床と牛フンを使った発酵堆肥の生産現場も存在しており、たい肥の生産時の水分調整のためにきのこの廃菌床が重要で、きのこ産業の地域における重要性を認識しました。
さらに、日本酒や雪下にんじんのブランド化などについてのディスカッションがなされました。生産規模が限定される生産が収益化するためにはブランド化が必要とされるのに対して、化学分析などを用いた独自の良さを客観的に示していく可能性なども議論に上りました。
この訪問は、JA津南と津南醸造の協力が、地域農業の持続可能な発展とイノベーションを促進するための可能性を探る貴重な機会となりました。これからも津南醸造は、地域の農業と発酵産業の発展のために、協力していく所存です。