SDGsの取り組みとして、地球にやさしい「コメから作ったレジ袋」を使用開始

津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町/代表取締役 樺沢敦/以下、「津南醸造」)は、2021年6月1日よりプラスティック製買い物袋を廃止し、お米(非常用米)由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」で作られたレジ袋(一升瓶用、四合瓶用)を使用します。
循環的な酒造りを目指すべく、サステナビリティに関する取り組みを進めて参ります。

■ライスレジン® とは

日本発のお米のバイオマスプラスチックです。食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米を原料(国産100%)としています。

一般的な石油系プラスチック樹脂と同等の耐久性、耐熱性に加え、インジェクションやインフレーションなど幅広い成形に対応できる加工性の高さも兼ね備えています。優しい風合いも特徴です。

元来地球上にある植物を原料とするため、地上の二酸化炭素の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル※」の性質を持っています。お米を最大70%まで混ぜることが可能で、石油系プラスチックの含有量を大幅に下げることができます。
石油資源の節約とCO2削減に貢献し、環境に優しい素材のため、地球温暖化対策に寄与します。SDGsの取り組みのあたる、エコフレンドリーな新時代のプラスチック素材です。

製造販売:ライスレジン® 製造販売会社

バイオマスレジンホールディングスは、お米に代表される国産バイオマス資源を活用したプラスチック樹脂原料「バイオマスレジン」の製造販売をベースに、それらを活用したマーケティング事業やエンジニアリング事業など多様な目的別企業をグループに有するホールディングカンパニーです。
「ライスレジン」を通して様々なSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みをされています。

使用:津南醸造株式会社

新潟県南部にある津南町は豪雪地でも知られ、霧の塔などの標高2,000メートル級の山々に降り積もった雪が水源となり、「名水百選」に選ばれた豊かな清冽な水に恵まれています。この天然の湧き水は超軟水で「粒子の細かい、まろやかな水」と言われており、蔵の仕込み水として使用しています。
会社は平成8年に酒米農家、町、JAで設立された地元の声から生まれた酒蔵です。原料は津南町の地元農家で栽培された酒米「五百万石」にこだわり、顔の見えるお米で仕込みあげています。
「Brew for Future 共生する未来を醸成する」をコンセプトに掲げ、循環的な酒造りを目指し、新しい可能性を醸成します。