津南醸造の代表取締役が、サントリーニ・ブルーイング・カンパニーを訪問しました

2024年12月、津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町、以下津南醸造)の代表取締役である鈴木健吾が、ギリシャのサントリーニ島にあるサントリーニ・ブルーイング・カンパニー(ΖΥΘΟΠΟΪΙΑ ΣΑΝΤΟΡΙΝΗΣ、SANTORINI BREWING COMPANY)を訪問し、津南醸造についての紹介とギリシャにおける発酵についての意見交換を行いました。

サントリーニ・ブルーイング・カンパニーが生産するビールの試飲と生産現場の見学を行った後に、津南醸造における低温での発酵でオフフレーバーを抑えて日本酒をつくる方法と、温度が低い状態で作るラガービールなどとの類似点などがあり、それらを活かす方法などについてのディスカッションを行いました。

サントリーニ・ブルーイング・カンパニーについて

サントリーニ・ブルーイング・カンパニーは、ギリシャ・サントリーニ島で設立された、小規模ながらも革新的なブルワリーです。ギリシャのビール市場に新しい風を吹き込むことを目指し、異なるバックグラウンドを持つビール愛好家や専門家たちが集まり、設立されました。

ブルワリーは革新的な醸造技術と持続可能な運営を兼ね備えています。エネルギーはソーラーパネルで賄い、醸造の副産物は地元のブドウ畑の肥料として再利用。原料には、世界中から厳選したホップやモルトを使用し、海水を脱塩して水として使用しています。全てのビールは、無濾過、無加熱処理、保存料不使用で醸造されており、豊かな香りや自然の栄養素をそのまま楽しむことができます。

サントリーニ・ブルーイング・カンパニーが提供するビールの紹介

今回、試飲をした市販されている4つの商品を紹介します。

Yellow Donkey(イエロードンキー)
爽やかなシトラスの香りとほのかな苦味が特徴のフルーティーなエール。スロヴェニア、オレゴン、ニュージーランドなどから厳選したホップを使用し、バランスの取れた味わいを実現しています。

Red Donkey(レッドドンキー)
リッチでフルボディながらも酸味とのバランスが取れた洗練されたビール。モルトとホップの選定にこだわり、ベルギースタイルの酵母を使用した、上品で深みのある味わいが特徴です。

Crazy Donkey(クレイジードンキー)
ギリシャ初のIPAビール。オレゴン産のカスケードとニュージーランド産のネルソンサヴィンを多く使用し、力強い苦味と多彩なアロマを実現。幅広い料理とのペアリングが楽しめるビールです。

White Donkey(ホワイトドンキー)
オレンジピールやエキゾチックなフルーツを思わせる爽やかなヴァイスビール。小麦とモルトを同量使用し、オーストラリア産ギャラクシーホップの香りがアクセントとなっています。

Yellow Donkey

津南醸造株式会社について

津南醸造は、新潟県中魚沼郡津南町秋成に本社を置く日本酒蔵です。この地域は豪雪地帯で知られ、標高2,000mの山々からの天然の湧水を仕込み水に使用しています。地元で生産される「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いて、自然と共生する酒造りを行っており、「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」をブランドコンセプトにしています。2023年からの新体制で、酒蔵とサイエンスの融合をベースに新たな価値創造ならびに海外展開を目指しています。
https://tsunan-sake.com